雪景色の描き方 | |
このサイトは長文のため、パソコンの画面でご覧いただくことをおすすめいたします。 ダーマトグラフなど画材についてはこちらをご覧ください。 | |
雪景色の描き方 トップページへ戻る ■ 雪景色を描くことはそれほど難しくはありません。地面は雪の上に影の色を塗るだけ。問題は、雪が積もっている様子を 想像して描くことの難しさでしょうか。 ■ 雪の季節に、現地で実際の風景を見て描くことができれば、それにこしたことはないのですが、寒さの中で一日じっとし て絵を描くということは体に良くありません。写真に写してそれを見て描く方法をおすすめします。できれば、雪の日に近 くのどこかでいいので、写真を写してよく観察することです。特に樹木に雪がどのように積もるか、そしてその影はどんな ふうに見えるか、それをよく覚えましょう。冬の空の特徴を観察することも大切です。 ![]() 描き方 ■ 雪景色だからといって特別な描き方があるわけではなく、夏の樹木の上に白い雪があり、屋根も地面も全てが白く覆われ ていると考えればいいのです。 ![]() ■ 雪の白さは紙の色です。透明水彩絵具の性質上、後から白色を塗り重ね て雪に見せることは不可能です。ですから、紙の白い部分をしっかり残す ことを忘れてはいけません。描いていくうちに、ついつい色を塗りすぎて しまい、雪が少なくなってしまった、などということにならないようにし ましょう。 ■ 次は、すでに練習した樹木の描き方のテキストの一部です。雪をかぶっ た樹木も、この描き方と似ています。 白い部分はこのまま ![]() 色のあるところだけを描きすすめる ![]() ■ 雪の場合は、この段階から白い部分を残したまま、色のある部分だけに少しずつ色を足していきます。写真とか、自分の イメージにしたがって根気よく描いていきましょう。 ■ 白い雪の下に見える葉や幹の描き方は、すでに練習した樹木の描き方と同じです。ただ、葉の緑色や幹の色が、夏と冬と では違うことがありますから実際の風景をよく観察しましょう。 ■ 雪が白く積もっているところでも、明るい部分の白と陰の部分の青みがかった白や灰色とを塗り分ける必要があります。 ■ 雪が白く積もった屋根の形を形どるのは、冬空の暗い灰色。樹木に積もった雪を形どるのは、その向こうの空や山、ある いは樹木の暗い部分です。 ■ 雪の日に現地で描く場合は、このようなことをじかに見ることができてよくわかるのですが、写真を見て描く場合はそれ ができません。日頃から、雪国の写真などを見て、ご自分のイメージを育てておくことが大切です。 ![]() こんなスケッチ風の雪景色はいかがですか。 ![]()
| おことわり 「中村興太郎(または、ナカムラコータロー)」で検索していただいた結果の「画像」には、 私の顔は一切ありません。 また、作品の画像にも私のものでないものがあります。ご承知 おきください。 上へ戻る |