水彩画の基礎  初めて水彩で風景画を描こうとする方のために

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 初めて水彩で風景画を描こうとする方のために描き方のテキストを公開します。

 「中村興太郎 水彩で描く風景画教室」で受講生の皆さんに差し上げていたテキストを公開します。これらのテキストは、水彩
 で風景画を描くための基礎を習得していただくためのものです。
  一般的に、水彩画は「手軽にサッサッと描ける」ものと表現され、そう理解されているようですが、それは水彩画の中のひと
 つの技法である「淡彩スケッチ」のことを言っているものと思われます。
  たしかに、これらも水彩画のひとつの形ではありますが、わが国で初めて本格的な水彩画を描いた、大下藤次郎、浅井忠、三
 宅克己らのような著名な作家の描く水彩画は、しっかりと描きこんだ作品であると覚えてください。
 
  さて、水彩画、特に透明水彩絵具を使って描く水彩画はとても面倒で難しいものです。描いていく段階で描いた部分を消した
 り、形を変えたりすることが難しく、無理にそれをしようとすると、下に塗った色を覆い隠すことができないので、本来の色で
 なく、濁ったような、すっきりしない仕上がりになってしまいます。
  急がず、しっかりと手順を踏んで描くことを心がけてください。この教本では、繰り返し「薄い色を何度も塗り重ねること」
 「塗り重ねは、前に塗った色がしっかり乾いてから」そして「筆を画面に下ろす前に、よく考えること」と書いています。その
 ことがスッキリとした仕上がりの水彩画を完成させる何よりのコツだからです。この事を常に忘れないで下さい。

  初めに筆、絵具など準備する画材については
こちらをご覧ください。

  以下、テキストです。

   草の描き方 木の描き方 夜景の描き方 雪景色の描き方  五重塔、三重塔

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  おことわり  「中村興太郎(または、ナカムラコータロー)」で検索していただいた結果の「画像」には、私の顔は一切あ
        りません。 また、作品の画像にも私のものでないものがあります。ご承知おきください。